歯垢(プラーク)がつきやすい、たまりやすいという人は意外と多く、体質(唾液の分泌量など)によってつきやすかったりたまりやすかったりということは多少有りますが、ケア次第で歯垢をつけずに健康的な歯の環境をつくることができます。
歯垢がつきやすく、たまりやすい原因は、ある程度明確になっています。したがって、その原因となる要因をひとつずつていねいに排除していきさえすれば、プラークケアはそこまで難しくはありません。
歯垢と歯石を混同される方はけっこういますが、前者は歯みがきをすることで除去することができます。逆に、歯をみがかない人は、例外なく歯垢が歯のいたるところに付着していると考えて間違いないでしょう。当然そういう状況では口内環境が悪化していることになります。プラークケアのためにもしっかりと歯みがきはすべきです。
歯みがきは毎日欠かさずにしているにもかかわらず、プラークケアがしっかりとできているとは言えないという人は珍しくありません。その理由は、大きく分けてふたつ考えられます。
自分ではしっかりと歯みがきしているつもりでも、実際にはみがき残しがたくさんあると、歯垢はどうしても付着しやすくなります。歯の裏、奥歯の向こう側、上下の前歯の接触部などは特にしっかりとケアすべきです。
虫歯によって歯に穴があいていると、その部分はみがき残しになりやすいです。また、虫歯でも歯周病でも、痛みや歯の揺らぎがある場合には、どうしてもみがき方を加減してしまうことで、みがき残しができてしまいます。また、虫歯と同じく、歯間に関しては「歯ブラシが届きにくい」という理由でみがき残しになりやすく、したがって歯垢がたまりやすくなります。
歯並びが悪いと、歯ブラシが届きにくい部分が多くなります。そのため、その部分にはどうしても歯垢がたまりやすくなってしまいます。
上記が、プラークケアがおろそかになってしまう主な原因になります。他のも喫煙によって過度な歯垢の付着が見られる場合もあります。とは言え、上記のような可能性に着目するという意識の持ち方次第ではある程度ケアすることができるはずです。また、定期的に歯の掃除をしに歯科医院に足を運ぶというのも「意識」の持ち方です。
意識の持ち方で次第で、「歯垢がつきやすい・たまりやすい」という状況はすぐに改善できるもの。普段からのケアを徹底し、健康的な口内環境を作っていきましょう。
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