【歯垢の取り方】正しい歯磨きの仕方で磨き残し・プラークの溜まりやすい部分も歯垢除去

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【歯垢の取り方】

歯垢の取り方とそのための道具

歯垢は、正しく歯みがきすることで除去することができます――というと、多くの人が、「それなら私は毎日歯みがきしているから心配ない」と考えるかもしれません。ところが、ある統計によると、毎日歯みがきをしている人の一般的な歯垢除去率が50%程度にすぎないというデータがあります。

歯垢を除去できない理由

歯垢は歯みがきによって除去することができます。ところが、毎日歯みがきをしているにもかかわらず、半分近くの歯垢をみがき残してしまう人が圧倒的に多いとされます。その理由として、「みがき方が正しくない」ことが挙げられます。

歯列によってみがき方を変える必要

歯みがきをしているにもかかわらず歯垢が残ってしまう原因はいくつか考えられますが、もっとも有力な原因としては、やはり「歯列に応じたみがき方」ができていないことが挙げられます。俳優さんやモデルさんのようなキレイな歯並びの人であれば、普通にみがくだけで歯垢は落ちてくれます。しかし歯の並びが悪いと、みがきにムラができてしまうためにどうしてもみがき残しが多発してしまいます。

歯ブラシがとどかない

歯と歯の間や虫歯によって歯に穴が開いてしまった箇所は、いくらがんばって歯みがきしても、通常の歯ブラシでは物理的にどうしても届かない位置関係に当たります。そのため、歯と歯の間や虫歯による穴には、歯垢がたまりやすくなります。

歯垢除去のための道具

通常の歯ブラシでも、隅々まで神経を注げばみがき残しはおこりにくくなりますが、物理的に歯ブラシが届かないという箇所がたくさんあるのもまた事実です。

デンタルフロスと歯間ブラシ

歯と歯の間には、物理的に歯ブラシが届かない場合がほとんどです。歯間には「歯間ブラシ」や「デンタルフロス(糸ようじ)」を用いると、みがき残しを最小限にとどめることができます。

歯垢染色剤

「プラーク染色剤」などとも呼ばれますが、これは直接歯垢を落とすための薬剤ではなく、歯垢が残っている部分が染色される仕組みの指示薬です。つまり、色が残っている部分にはみがき残しがあるということを確認することができる染色剤です。市販のものでも比較的安価で入手することができます。

プラークケアのための道具は沢山ありますので、これらを大いに活用して、プラークケアに万全を期するようにしましょう。ただ、そのための大前提となるのは、「正しい歯みがき」です。当医院でも、正しい歯みがきや、プラークケアの有効な道具についてのアドバイスをしています。ご来院の際にはお気軽にご質問ください。


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